刺しゅうPRO:フォトステッチ キャスリン・モリス



今回の刺しゅうは、
キャスリン・モリスです。

サイズ:347mm×347mm
462,016針(50色)
ミシン:brother PR1000e
アプリ:Photoshop CS5、刺しゅう PRO(刺しゅうプロ)NEXT
制作:Akihito Kouno





海外の女優さんを写真刺しゅうするのは、
じつは、これがはじめて。
テレビシリーズ『コールドケース 迷宮事件簿』の主役、
リリー・ラッシュ刑事役で有名な、
キャスリン・モリス(Kathryn Morris)です。

テレビの深夜放送で観てからのドラマのファンです。
といっても、
私が観ているのはシリーズ全体の1/4くらい。
ドラマの性格上、
複雑な権利関係もありDVD化はむずかしいらしいので、
ドラマをふたたび鑑賞する機会なんて、
この先ないかもしれません。
ま、思い出は遠きにありて思うもの。
そのぶん、
おもしろかったという記憶がしっかり残っているのかも。

ともあれ、
キャスリン・モリスはいちど刺しゅうしてみたかったのです。

コールドケースでの、
ちょいたれぎみな?目の感じとか、
彫りの深さとか、
口元の両端のきゅんとした「あの」感じとか、
そういうところの再現を考えると、
いまひとつな「リリー・ラッシュ」ですが、
そのぶん若々しい感じになりました。

女性の顔、とくに肌をきれいに刺しゅうするというのは、
いやもうなかなかむずかしく、
いつも苦労させられます。
今回はちょっと気合いを入れましたよ。
刺しゅうのほとんどをなめらからグラデーションで表現する、
というのは、
思われているほど簡単じゃないのです。

PR での刺しゅうでは避けて通れない継ぎ合わせの部分が、
いつもよりじゃっかん目立っていますね。
それも今回はやむなし、か。
額装することでずいぶん気にならなくなりますけれどね。
これを避けるためには、
「刺しゅうを三分割して顔の中央で継ぎ目を作らない」
という方法があります。
枠張と刺しゅう位置決めにすこしだけ手間が増えますが。

ともあれ、無事、完成。

今夜はひさしぶりにぐっすり眠れそうです。
(え、いつもぐっすり寝てるって?)