取扱説明書:brother Pasesetter(ペースセッター)612



本日、
brother Pasesetter(ペースセッター)612 の処分を依頼されました。
メインシャフトのプラスティックギアが割れていて、
修理不可、となったミシンです。

取扱説明書が残っていましたので、
スキャンして保存したものを公開します。

Pasesetter 。
大ベストセラーミシンなので、
いまでも修理・点検依頼で持ち込まれることの多い機種なんです。

が、さすがに発売から40年近く経っているミシン。
ひさしぶりに使ってみようという場合、
使用方法を忘れておられる方も多いのです。
「母が使っていたものを譲り受けたんですが」という場合も、
娘さんがミシン操作に不慣れな上に、
いまどきのミシンとちょっとちがうその使い勝手に、
「修理したけれども使い方がわからない……」
そういうことが多い。

当時のミシンのマニュアルが参照できれば、
こうした古いミシンも活用できますね。
また、同時代に販売されていたミシンは、
brother 以外の他社のミシンも似たような構造だったりする。
参考になるところも多々あるはず。

もちろん、
いまのミシンの使い方の参考にもなりますよ。
押さえ金を外してのフリーモーションなんて、
最近のミシンの取扱説明書にはなかなかないんじゃないかな。
新鮮です。

ちょっと大きめの画像でアップしておきました。
以下の画像はサムネイルなので、
クリックして大きく表示させたものを参照するか、
必要な部分をプリントして使ってください。

厳密にいうと、
著作物の著作権云々がからんでくる話なのだと思います。
brother さんから怒られた場合、
この記事は謝罪とともに即削除する用意はしておきましょう(笑)。
でも、田舎のミシン屋のしてること。
brother さんは黙認してくれるんじゃないかな。
太っ腹だもん。