刺しゅうPRO:フォトステッチでライオン




今回の刺しゅうは、ライオンです。

サイズ:350mm×350mm
468,908針(10色)
ミシン:brother PR1000e
アプリ:Photoshop CS5、刺しゅう PRO(刺しゅうプロ)NEXT
制作:Akihito Kouno
写真:Grant Galbraith





前回のムンク「叫び」がカラフルな作品になったので、
今回は一転、セピアトーンに挑戦してみました。
上の画像をクリックして、
ぜひ大きく表示させてみてください。

百獣の王を刺しゅうするなら、
「視線を向けられただけで心臓が止まりそうになる」とか、
「いかにも禍々しい妖気で大地を支配してそうな」とか、
そういうものにしたいなと、つねづね。

動物園でごろりんと横たわって惰眠をむさぼっている、
「でっかい猫!」って雰囲気のライオンも、
かわいくって好きなんですけどね。

もしゃもしゃしたたてがみ。
フルカラーでも表現できるのでしょうが、
こうしてトーンを落としたほうが、
より「らしい」感じに仕上がるのではないでしょうか。

セピアやモノクロームの刺しゅうをお好きな方もいる。
大隅ブラザーも、そう。
写真刺しゅうを公開して、
「今回の刺しゅう、いいですね!」
寄せられる感想が増えるのは、こういうトーンの作品です。





作品の大きさの比較のために、
brother Innovis 5000 ローラ アシュレイ モデル
とならべて。

「もっと大きな刺しゅうは作らないのですか?」
と最近よく質問されるのですが、
brother PR1000e 純正のジャンボ枠というサイズの作りやすさと、
「真四角」というレイアウトのむずかしさに、
いま、おもしろさを感じているところなんです。

しばらくはこのサイズであれこれ遊んでみたい。

なんて、大きく宣言すると、
たいてい明日には気が変わっていたりするんですけれど。




今日の修理:JANOME MY LOCK 203S ほか




今日の修理は、鹿屋市田崎町のお客さまのミシン。
JANOME MY LOCK 203S です。

上ルーパーと針糸の糸調整ダイヤルが効かなくなっていました。
また、内側外側にこびりついた油汚れをしっかり拭き取れば、
あらまあ、きれい、ぴっかぴか。
気持ちよく使うことができるようになりました。

ミシンの修理は、
機能を回復させることは当然として、
外観をしっかり磨くのも大切だと大隅ブラザーは考えています。
人は、きれいなものはきれいに使おうとするし、
そうでないものはそれなりに扱ってしまいます。

どんなに古いミシンであったとしても、
せっかく修理したのですから、
できるだけ長く使ってもらえるミシンであってほしいですね。





こちらは、鹿屋市郷之原町のお客さまのミシン。
brother PICNO です。

釜の周囲がびっくりするくらい汚れていて、
糸調子がちゃんと取れなくなっているほど。
傷ついた内釜を交換して隅々まで清掃することで、
ばっちり縫えるようになりましたよ。
刺しゅうも、もちろん OK。

このタイプの大型液晶のミシン、
最近、どうやら寿命を迎えているものがあるらしく、
おなじ型式のミシンが立て続けに当店に持ち込まれることも。

このミシンの液晶は表示・反応とも問題なくて、ほっ。




刺しゅうPRO:ただいま刺しゅう中




東の志布志市に brother のロックミシンの修理に向かったかと思えば、
西の垂水市に JUKI の修理済のロックミシンを届けます。
大隅半島を、東西ぐるり一周の旅。

そんな毎日なので、
今日のライオンのフォトステッチ3日目は、
3時間ほどしか進められず。

ま、そんな日もあるさ。

とはいっても、
残すところあと2色。
明日には完成するはずです。

このウェブログをご覧いただき、
この刺しゅうを気に入っていただいたお客さまがおられまして、
本日、ご購入の連絡をいただきました。
ありがとうございます。

うー、うれしい。
もう1枚、すぐに作らないといけないですね。




刺しゅうPRO:ただいま刺しゅう中




ライオンのフォトステッチ、2日目です。

やはり、
ふたつの面は間をおかずに繋いだほうが、
よりきれいに繋がりますね。
brother PR1000e はいい仕事をしてくれます。

この刺しゅうのキモは、
かたそうなやわらかそうなライオンのひげと、
妖気をたたえたするどい眼光だと思っているのですが、
さあ、その眼力、うまくステッチできるでしょうか。

この時点では、
刺しゅうPRO NEXT のプレビュー画面より、
生々しい感じに仕上がってきている。
いやがうえにも期待が高まります。

全体の 3/4 が終了したところ。
続きは明日、あと6時間!




今日の修理:JUKI MO-04D ほか




梅雨入りしたと思ったら、
まあ、天気もよく蒸し暑いこと。

今日は、
baby lock BL69WJ をお客さまのご自宅に納品したあと、
志布志市の中学校のミシンを、
19台、2階の家庭科室から運び出す作業がありました。
そのあとのコカコーラのおいしかったことといったら!
なーんかすっかり「夏」でした。

今日の修理は、垂水市田神町のお客さまのミシン。
JUKI MO-04D です。

といっても、
これは清掃のみ。





こちらは曽於郡大崎町のお客さまのミシン。
brother A11-GR です。





これは重症。
外釜が固着してうんともすんともいいません。
外釜をごそっと交換することで動くようになりました。

というか、
ミシンの外釜、こんなに簡単に交換できていいの?(笑)




刺しゅうPRO:ただいま刺しゅう中




先日、刺しゅうPRO NEXT のフォトステッチ機能で作成したデータです。
昼から brother PR1000e で刺しゅうしはじめました。

今回は下から攻めております。

完成まで24時間かかる作品。
このままの調子でいくならば、
明後日には完成した姿をみなさんに披露できそう。

すでに百獣の王のディティールが生まれています。
ここに濃い色を重ねることで、
画が一気にしまってくる。

刺しゅうミシンを眺めていてたいへんワクワクするところ。
醍醐味、って感じです。
こんなたのしい時間をひとりじめして、
なんだかもうしわけない気分になります。

みんなー、早くこっちの世界においで〜。




今日の修理:brother 足踏みミシン




今日の出張修理は、鹿屋市野里町のお客さまのミシン。
brother の足踏みミシンです。

本体はもとより、
テーブルもキズだらけでしたが純正品がそのまま残っていました。
お母さまが亡くなられて、
3年ほど使ってなかったとのこと。
部分的に錆ついているところはありましたが、
調整の必要もなくしっかり縫えます。

お母さまとふたりで縫製の仕事をされていたという、
お客さまのお話を聞きながら、
ベルトを交換させていただきました。

梅雨入り後、
蒸し暑いなかにもおだやかな風が流れる、
ちょっと不思議なひとときでした。

昔のミシンにふれるの、いいね。




たくさん、ありがとうございました!




「ミシンなんでも相談会」2013年5月24日(金)- 5月26日(日)
無事、終了いたしました。
ありがとうございます。

今回もたくさんミシンをお買い求めいただきました。
修理依頼も刺しゅう依頼も。

brother Innovis 5000 ローラ アシュレイ モデルと、
brother Innovis D400J による、
刺しゅうPRO NEXT のデモにも、
多くの方におどろいていただきよろこんでいただけました。

次回のミシンなんでも相談会は8月下旬に開催です。

日時:2013年8月30日(金)- 9月1日(日)
場所:プラッセだいわ鹿屋店 1Fエスカレーター前

展示予定ミシン:
brother Innovis 5000 ローラ アシュレイ モデル
brother Innovis D400J
brother Innovis 700
brother Innovis S500
brother SOLEIL 70 / 80
brother FM1100
brother FM1300D
brother HL432df
baby lock BL69WJ
JUKI SL-300EX

内容:
ミシンの購入、修理相談
ソーイング(小物)作品制作
刺しゅう体験コーナー

最新のブラザー刺しゅうミシンに触れる絶好の機会。
プラッセだいわ 鹿屋店への買い物ついでに、
ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。
ミシンについてのご質問・ご相談、承っています。
もちろん、修理依頼も。

お待ちしております。
ぜひぜひ。

     *     *     *

高槻市川西町のお客さま。
このたびは 刺しゅうPRO NEXT をご購入いただき、
まことにありがとうございます。
「Mac で刺しゅうPRO NEXT を使いたい」とのこと。
すばらしい!
Windows 単体で使うより、
Mac の VMware Fusion + Windows 環境で使うほうが、
じつは便利だったりするんですよ。
これからもよろしくお願いいたしますね。




この機能だけで許すぞ Windows 8




ミシンなんでも相談会、
その接客の合間をみて刺しゅうデータを準備しました。

どうでしょう。
なかなかいいデータだと思いません?

「ただのセピアトーンのライオンか」と侮るなかれ。
クリックして拡大表示、
これが刺しゅうになることを想像しながら、
しばらく眺めてみてください。
じわーっとすごさが染み出てくるはず。
そうでもない???

こんなふうに刺しゅうする前から、
「これは完璧!」って気分になれるデータもあります。
たまには、ね。

明日は……ムリか。
明後日から刺しゅうにとりかかります。
できるかな?

大隅ブラザーでは、
VMware Fusion でずっと使っていた Windows XP を、
Windows 8 にバージョンアップしています。
新しいコンピュータを使うお客さまに対応するためです。

Windows 8 。
タッチパネルに最適化されたユーザーインターフェース。
その信じがたい使いにくさに関しては、
ま、あらためて書かないでおきましょう。

それでも、
Windows 7 からなのかな。
上のスクリーンショットのように、
複数開いた 刺しゅうPRO NEXT のレイアウトセンター、
そのプレビュー画面を簡単に比較できるようになりました。

これがたいへん便利なのです。

大隅ブラザーは、
Photoshop と 刺しゅうPRO NEXT をなんども行き来して、
刺しゅうデータを作っていきます。
いろんなバージョンを作る。
その過程で見出した「いいデータ」を選んで刺しゅうしています。

このウィンドウ切り替え機能、
データ作成にかかる時間をぐっと短縮してくれました。
いくつもバージョンを作って、
ぱしぱし切り替えていけば、
どのデータがいちばんよくできているか、一目瞭然だからです。

その簡便さはまたデータの質にも影響するはず。

というわけで、
この機能だけで、
大隅ブラザー、Windows 8 を許したい気分になってます。
はい。




すぐに brother のミシンを買うよ!




台湾からのお客さまと、刺しゅう&ミシン談義。
かの国は写真や刺しゅうに造詣が深い方が多い気がする。
話していて、楽しい。

ちなみに、
brother のいわゆる上位機種のミシンは、
現在、台湾で作られています。
最先端の設備の工場で、熟練の職人が組み上げている。

写真を刺しゅうしたものに、
お客さま、はじめて接して「おどろいた!」とのこと。
「台湾に帰ったらすぐに brother のミシンを買うよ!」
と、興奮しておっしゃっていました。
うれしいですね。

フォトステッチに取り組む方の輪は、
こんなふうにすこしずつ大きく広くなっていきます。

     *     *     *

鹿屋市新栄町のお客さま。
このたびは baby lock BL69WJ をお買い上げいただき、
まことにありがとうございました。
じっくりのんびり検討して決めていただきました。
ロックミシンは、ただいま「とくとくキャンペーン」中。
特典満載なのもよかったです。
使い方、メンテナンス、しっかりおつき合いさせていただきます。
これからもよろしくお願いいたしますね。




「ウーリーロック ラメ」入荷しました




ロックミシンをお使いのお客さまに、
たいへん好評いただいている、
「フジックス ウーリーロック ラメ」
欠品していた糸色が入荷いたしました。

「ラメなんて使わないわ〜」

そういうお客さまも、
試供品を使っていただくと、
いつのまにかリピーターに(笑)。

お好きな色を1本チョイスして、
巻きロックから試してみてください。




ミシンなんでも相談会:5月24日(金)- 5月26日(日)




ミシンなんでも相談会、明日からです!

日時:2013年5月24日(金)- 5月26日(日)
場所:プラッセだいわ鹿屋店 1Fエスカレーター前

展示予定ミシン:
brother Innovis 5000 ローラ アシュレイ モデル
brother Innovis D400J
brother Innovis 700
brother Innovis S500
brother SOLEIL 70 / 80
brother FM1100
brother FM1300D
brother HL432df
baby lock BL69WJ
JUKI SL-300EX

内容:
ミシンの購入、修理相談
ソーイング(小物)作品制作
刺しゅう体験コーナー

最新のブラザー刺しゅうミシンに触れる絶好の機会。
プラッセだいわ 鹿屋店への買い物ついでに、
ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。
ミシンについてのご質問・ご相談、承っています。
もちろん、修理依頼も。

昨日できあがったばかりのムンクの「叫び」も展示していますよ。

みなさま、お待ちしております。
ぜひぜひ。




刺しゅうPRO:フォトステッチ ムンク「叫び」




今回の刺しゅうは、
エドヴァルド・ムンク「叫び」( Edvard Munch : The Scream)です。

サイズ:350mm×350mm
484,358針(50色)
ミシン:brother PR1000e
アプリ:Photoshop CS5、刺しゅう PRO(刺しゅうプロ)NEXT
制作:Akihito Kouno





ムンクの「叫び」を刺しゅうしなければならない。
朝、そんな確信とともに目がさめました。

これを、
「神の啓示」という人もいるだろうし、
「わたしのゴーストがささやくのよ」と描く人もいるだろうし、
「デイモンがそう指図するのでね」と書き残す人もいるでしょう。
ただたんに寝ぼけていただけ?

ともかく、
この内とも外ともいえないところから発せられたことばには、
すなおに耳をかたむけてみよう。
あわてて刺しゅうデータの準備に取りかかりながら、
「確信」だけはどんどん大きくなっていきます。
不合理ゆえに吾信ず。
ああこれは、いま、作らなければならないものだ。

そしてできたのが、この刺しゅう。
予定よりも半日早く完成することができました。

     *     *     *

友人に「模写」を趣味としている男がいます。
画集を横において、
その絵を色鉛筆や水彩絵の具であらためて再現しようとするのだそう。
作業できるのは夜の数時間。
何日もかけて模写することでその絵を味わうのだとか。

「めんどくさい鑑賞方法だなあ」
はじめて聞いたときには思ったものですが、
いまなら、わかる。
それはじつに深い体験なんです。

画集で眺める、美術館で目をこらす、
さまざまな媒体で目にとめる。
なんども何時間も見ているはずだし、
そのイメージは脳裏に焼きついていると思っていたのですが、
いやあ、じつはぜんぜん「見ていなかった」。
そのことに、今回、あらためて気づかされました。

30時間かけてステッチを重ねる刺しゅうミシン。
その前にずっとすわっていたわけではありません。
仕事の合間に、ちらちらと眺める。
きちんと縫えているか、チェックする。
それでも、完成までこうして何日もつきあっていると、
全体の構図から色彩、細部のタッチまで、
ありとあらゆるものが身に染みるように入ってくる。

刺しゅうをしながら絵を眺めるということ。
それはとてつもなくぜいたくな「鑑賞」方法でした。
額装しているときは、すでに夢見心地。

     *     *     *

はじめてこの絵を見たのはいつだったか。
小学校の図画工作の教科書あたりが、
最初の出会いだったのではないかと思います。
たぶんそのときの印象は、
「ちょっと怖い、暗い、人を不安にさせる絵だな」
という感じだったのではないかと。
が、いまはそういう印象ではなくなりました。

なんというか、たいへんこころが落ち着きます。

自然を貫くはてしない叫びに、耳をふさいでおそれおののく。
そういうさまを描いていながら、
この絵そのものは「静謐」です。
まるでそもそも音が存在しない世界であるかのような。

そしてそういう絵がこの世界に存在することが、
ともすれば波打ちがちなこころを鎮めてくれる。

あらためて画集で確認してみると、
この有名な絵、実物はもっと「青い」です。
もっとくすんだ感じですね。

「記憶色」ということばがありますが、
個人的に、
目を閉じて呼び起こす記憶のなかの「叫び」は、
実物よりあざやかな色彩をもっています。
このフォトステッチではそのイメージに近づけてみました。

なので、
これはムンクの絵であると同時に、
個人的な記憶の再現でもあるともいえます。
オリジナル、とは語弊もあるので主張しませんが、
これが《わたしの「叫び」です》という感じ。

本物よりも、
わたしにとってはこちらがムンクの「叫び」なんです。





サイズをイメージしてもらうために、
ただいまキャンペーン中baby lock BL69WJ の横に、
額装してならべてみました。

大きすぎず、小さすぎず。
このくらいの大きさならどこに飾ることもできますね。




今日の修理:baby lock BL69WJ




今日の修理は、鹿屋市串良町のお客さまのミシン。
baby lock BL69WJ です。

ご購入いただいて1年半。
それまでなんの問題もなく使えていたロックミシン。
ですが、突然、エアスルーでの糸通しができなくなりました。

上ルーパーの糸はエアスルーできる。
下ルーパーの糸だけエアスルーできない。
ということは、
下ルーパーの通り道に問題があるわけです。

・糸の通る管が曲がって押し出しエアがもれている。
・糸の通る管に糸やほこりがつまって糸が進まなくなっている。

状況としてはこのふたつのうちのどちらか。
多いのは、ふたつ目の「管がつまる」事例です。

毎日お仕事で長時間使われるお客さま。
「掃除するヒマがない」ほど稼働しているわけで、
ロックミシン内部は繊維のほこりでいっぱい。
どうやらこれが仇となったもようです。

糸道の管内を清掃すると、
ミシン内部にぎっしりつまった繊維とおなじものが出てきます。
これを取り除くことで、元通り糸通しができるように。

使いやすさと同時に、
壊れにくいことで有名な baby lock BL69WJ ですが、
たまーにでいいので、
掃除機とブラシを使って、
たまっているほこりを取り除いてあげてください。
それだけでエアスルー管がつまる可能性、
ぐっと減るのではないかと思います。

管内部の掃除は、
購入時に付属しているワイヤーを使ってください。
もっとも、
エアスルー管は繊細なので、
わけもわからずいじっちゃうと曲げちゃう可能性もある、かな?

自信がない方は、ミシン屋へ依頼するのが吉ですよ。

     *     *     *

垂水市田神町のお客さま。
このたびは brother Innovis S500 をお買い求めいただき、
ありがとうございます。
お母さんと娘さん。
おふたりで長く使っていけるミシンを、
ということで選んでいただきました。
長いおつき合いになると思います。
こちらこそ、これからもよろしくお願いいたしますね。




刺しゅうPRO:ただいま刺しゅう中




エドヴァルド・ムンク「叫び」( Edvard Munch : The Scream)

brother PR1000e のジャンボ枠を使って作っています。
残り20色、あと460分というところまでやってきました。

時間をかけて高い密度で縫い込んでいくふたつのピース。
brother PR1000e は、自動で、問題なく繋いでくれました。
いつものとおり!

また、
刺しゅうPRO NEXT
もうすっかり慣れているはずなのに、
その機能にいまもおどろかずにいられません。
すげーね。

もうこの時点で、
「決まった!」と出来をほぼ確信しているわけですが、
油断は禁物。
ミシンそのものは安定して動いていますが、
たとえば、
糸の交換まちがいという人為的ミスはいつだっておこりえます。
1日1回の清掃と注油も念入りに。
気をひきしめ、ていねいな作業をこころがけます。




今日の修理:JUKI jureve HZL-010N




今日の修理は、垂水市市木町のお客さまのミシン。
JUKI jureve HZL-010N です。

釜の外側内側にたくさんの埃&糸の切れはし。
糸抜けにぜったい影響が出るぞ、というレベル。
また、
糸切り機構にも糸がぎゅうぎゅう詰まっていましたよ。
このせいで「たまに糸が切れない」なんてことも。

ばっちり清掃させていただきました。
しっかり縫えるようになりましたよ。




刺しゅうPRO:ただいま刺しゅう中




いえーい。
brother PR1000e のジャンボ枠を使っての刺しゅう。
930分かけて折り返し点に到着。
あと半面、残り50色 968分です。

さすがにここまでくれば、
興味ない人も、元絵、おわかりになりますよね。

エドヴァルド・ムンク「叫び」( Edvard Munch : The Scream)

日本でもたいへん人気の高い絵です。
国立西洋美術館で開催されたムンク展を堪能したのは6年前。
あのころは、
この絵をこんなふうにミシンで刺しゅうするとは思わなかったなあ。

そう、これは、
スティーヴ・ジョブズのいう「点と点をつなぐ」作業なんだよな。
きっと。

     *     *     *

鹿屋市祓川町のお客さま。
このたびは brother Teddy 30 をお買い求めいただきまして、
ありがとうございます。
「もっと手軽なミシンを」と当初は考えておられたそうですが、
当店で試し縫いをして、
ご希望のミシンを選んでいただきました。
ご都合のいい時間にお届けいたします。
こちらこそ、これからもよろしくお願いいたしますね。

鹿屋市古前城町のお客さま。
このたびは brother Innovis D400J をお買い求めいただきまして、
ありがとうございます。
「使いやすい刺しゅうミシンがいいな」と選んでいただきました。
刺しゅうPRO NEXT を活用して遊んでみたいとのこと。
ええ、これから当店のサポートをめいっぱい利用していただきたいと思います。
フォトステッチ?
いいですねー、そのコツ、じゃんじゃんお教えいたします。
これからもよろしくお願いいたしますね。




大好き、大好き




アンパンマンもバイキンマンも。

ぐずってるときもアンパンマンの歌を聴けば、
ぴたっとおさまる。
その鎮静作用はおそろしくなるほど。

これは合法麻薬なんじゃないだろうか。

     *     *     *

鹿屋市古前城町のお客さま。
このたびは brother Innovis S500 をお買い求めいただき、
ありがとうございます。
brother LeMIEUX 7000 からの買い替えです。
おなじブラザーのミシンということで、
使い勝手の面でも慣れやすいと思います。
着実に進化している使いやすさには、
よろこんでもらえるはず。
長いおつきあい、これからもよろしくお願いいたしますね。




刺しゅうPRO:ただいま刺しゅう中




brother PR1000e のジャンボ枠を使っての刺しゅう。
43色、730分が経過したところ。

フォトステッチ、といいますが、
今回は油彩画を刺しゅうしています。

肝心の濃い色がまだこれからという段階ですが、
筆のそれらしいタッチが表現できているのがわかります。
刺しゅうPRO NEXT によるフォトステッチは、
油絵と相性がいいのです。

このペースだとできあがりは 5/23(木)になる予定。
じっくりことこと刺しゅうしていきます。




刺しゅうPRO:ただいま刺しゅう中




brother PR1000e のジャンボ枠を使って、
350mm×350mm の作品をフォトステッチしはじめました。

まだ5時間しか刺しゅうしていませんが、
すでに雰囲気が出てきてますね。

なにを刺しゅうしているか、わかる?

ミシンの計算によると、
この刺しゅう、完成まで30時間かかるそうです。
すごいね。




刺しゅうPRO:フォトステッチ お客さまのお孫さん




今回の刺しゅうは、お客さまのお孫さん。

サイズ:190mm×230mm
152,558針(48色)
ミシン:brother PR1000e
アプリ:Photoshop CS5、刺しゅう PRO(刺しゅうプロ)NEXT
制作:Akihito Kouno





元となる写真が400×300ピクセルしかないという、
ひさしぶりにちょいと手こずる刺しゅうになりました。

カメラつき携帯電話の普及で、
気軽にたくさん写真が撮れるようになってきました。
それはすてきなことなのですが、
同時に、
「この瞬間は、
 せめてコンパクトデジカメで撮ってくれてたら」
写真刺しゅうを依頼されるとき、
ついついそう考えてしまう機会、
かえって増えている気がします。

「たくさん撮れる」ということで、
画質を犠牲にする設定のまま撮影している方、
けっこういらっしゃる。
ただたんに「知らない」だけなのかもしれないし、
「写真なんてどうせこの小さな液晶でしか見ないから」
という割り切りかたが当世風なのかもしれません。

大隅ブラザーは古い世代に属しているので、
「もしものために、とりあえず高画質」
そういう「構え」が抜けないね。
ハードディスクがいくらあっても足りないです。

刺しゅうは、
ハイライトの部分がすこし多くなってしまいました。
もうちょっとおさえてもよかったな。
元写真の雰囲気を残したかったので、
コントラストの強さはできるだけそのままに。
コントラストを落とすことは簡単ですが、
あまり平面的な仕上げにはしたくなかったので、
こんな感じになりました。

今日は、
50年以上昔に作られた足踏みミシンを整備して、
お客さまのご自宅に設置。
そのあと、
最先端の刺しゅうミシンでフォトステッチを終わらせる。
そんな一日でした。

時代をぽーんと跳躍した気分になりましたよ。




刺しゅうPRO:ただいま刺しゅう中




あと1時間半、ってところ。




今日の修理:JUKI rotarix




今日の修理は、鹿屋市高須町のお客さまのミシン。
JUKI rotarix です。

ロータリー形式でヘッドの部分がすっきりしているので、
電動ミシン風ですがこの機種は足踏みミシン。
お客さまの購入年を訊ねたら、
私が生まれる10年前でした(笑)。

「ベルト交換を」ということでご自宅に伺ったのですが、
チェックしてみると、
縫い目の長さ調整ダイヤルと返し縫い機構が、
固着して機能していない。

中も外もがしがし磨いて、
問題なく縫えるようになりました。

これからもしっかり動き続けてくれますように!




刺しゅうPRO:デザインセンターでチェブラーシカ




もともと平面的なイラストは、
刺しゅうデータにしやすいですね。

あとは糸色を指定するだけ。




ソーイングダストポーチを作りました




今日は、
リナシティかのや(鹿屋市市民交流センター)研修室1にて、
ブラザーカレッジ エンブロイダリーコース 第2回目をおこないました。

アップリケ刺しゅうの機能と、
シェルタックの作り方をおぼえながら、
ソーイングダストポーチを作る講座です。





こんな感じ。
上に垂れた部分をミシンの下にはさんで使います。





参加者はミシン刺しゅうの経験はありますが、
アップリケ刺しゅうは、はじめて。
使う生地によってバリエーションがおもしろいように増やせます。
「たのしい!」と大好評でしたよ。




ChatWork が大きくアップデート!




大隅ブラザーの通常業務やお客さまサポートで、
大活躍している ChatWork(チャットワーク) が、
このたび大きなアップデートをおこないました。

テキストとファイルのやり取りだけではなく、
音声&ビデオ通話、
たがいのコンピュータの画面共有など、
コミュニケーションツールとして、
たいへん便利な機能が追加されました。

「あの機能もこの機能ももっともっとほしい」
そんなレビューも目にします。

しかし、
大切なのは機能の多さではなく使いやすさ。

「使いこなすのに時間がかかりそう」
そんな「どこにでもあるサービス」に堕ちないでほしいな。
「ちょっとものたりない」
なんてくらいが道具としてちょうどいい。
「工夫すれば使いこなせそう」
そういうさじ加減がいいのです。
この ChatWork

メールのやりとりは、
どうしても「手紙」の形式を引きずっているので、
あれこれ所作や形式がめんどくさい。
チャットの気楽さ・便利さは、
慣れてしまうともう手放せなくなります。

ちなみに当店への「コンタクト申請」は、
ここをクリックすれば一発!→

当店のお客さまはもとより、
当店のお客さまでない方にも、
どんどん活用してほしいな。

ミシンの話、フォトステッチの話。
いっぱいしましょう。

遠慮なく、どーぞ。




今日の修理:SINGER MERRITT DELUXE SR-600 ほか




今日の修理は、鹿屋市下高隈町のお客さまのミシン。
SINGER MERRITT DELUXE SR-600 です。





こちらは曽於市の中学校のミシン。
brother BS-300 です。





志布志市の保育園のミシン。
JUKI new ALLOWNE 008N 。





曽於市の中学校のミシン。
brother AT-305 を2台。





曽於市の中学校のミシン。
JANOME FAVURAS ST4050 。





曽於市の中学校のミシン。
brother PC-6000 。



曽於市の中学校のミシン。
brother Teddy を2台 。

さすがにこれだけ磨き上げるとへとへとになりますね。
おつかれさまでした!




刺しゅうPRO:ただいま刺しゅう中




命名刺しゅう。
黒字に金糸の「蒼茉」くんです。

このフォントには「茉」の字がなかったので、
「菜」の草冠と「末」を組み合わせて作ってみました。

その作業は Photoshop でおこなうことができますし、
刺しゅうPRO NEXT でおこなってもいい。
臨機応変に対応しましょう。




今日の修理:brother S51-PW




「下糸がからまるようになりました」
という SOS を受けました。
3年前に brother S51-PW をご購入いただいたお客さま。
鹿屋市輝北町のご自宅に、
朝8時半に伺います。

農家の朝は早いのです。
晴れている日は農作業があるので、
ミシンは使えなかったりします。
雨が降ると、
「ようやくひ孫のバッグを作ってあげられる」
お客さま、そんなふうに思うのだそうです。

「下糸がぐちゃぐちゃになっちゃいます」
という問い合わせをミシン屋はよく受けます。
これは、
「布の下で糸がぐちゃぐちゃになっている」
わけなんですけれど、
このぐちゃぐちゃになっている糸、じつは上糸。

なので、
布の下で糸がこんがらがっているときは、
上糸に問題がある場合が多い。
上糸のかけ直しで治ってしまうことがけっこうあります。
そのときついでに下糸もセットしなおしてあげると、
さらに、よし。

なお、ミシンの上糸通しは、
「布押さえを上げた状態」でおこなってください。
最近の中上位機種は、
「布押さえを上げてないと糸通しができない」
そんな親切設計になっています。
が、そういう機能がないミシンの場合、
「糸通しは布押さえを上げてから」
と唱えながら、ぜひ。




すてきなおにぎり、すてきなたまごやき




花のきれいな霧島ヶ丘公園にて。





春風に吹かれながらそとで食べるごはんはおいしいね。
一心不乱に食べました。

昨日に引き続き、
「帰りたくない〜」と駄々をこね。
ま、そこは1歳8ヶ月。




動物いっぱい見てきたね




「どーん」とあいもかわらぬ噴煙をあげる桜島を横目に、
垂水—鴨池フェリーで錦江湾を横断。





平川動物公園にやってきました。
いちばんのお気に入りはペンギンさんだったかな。

隣接している遊園地では、
「帰りたくない〜」と駄々をこね。
ま、そこは1歳8ヶ月。




刺しゅうPRO:お客さまのヴィヴィアン・リー




当店のお客さま。
brother Innovis D400J をお使いの、
フォトステッチ講座特待生かよちんさんの新作です。

ヴィヴィアン・リーですね!

逆光に輝く髪が刺しゅうの質感に合ってます。
かの時代のほんとうに存在感のある女優、
その雰囲気がしっかり出せていると思いませんか。

大隅ブラザーも、
「そのうち作ってみたい写真刺しゅうリスト」に入れていた肖像。
先を越されてしまいました。
むむう、ちょっとくやしいぞ。





もちろんしっかり額装して。

この連休は、
全国各地から、
「フォトステッチ、楽しんでますよ〜!」
とご報告いただいています。

年々、その数が増えてきているのがうれしいな。