プロ用刺しゅう専用ミシン PR655 新発売!



brother から、プロ用刺しゅう専用ミシン、
brother PR655 が発売になりました!

brother PR650e のバージョンアップ版という位置づけです。
なので、
ぬい速度、釜型、釜寸法、使用ミシン針、
針数、糸調子、帽子ぬい、筒ぬい、糸切り、
糸切れセンサー、自動針穴糸通し、PC通信、
液晶サイズ、糸こまスタンド、下糸巻き、
……といった基本的スペックは brother PR650e と同等です。

もっとも特徴的に進化したのは、
「LEDレーザーポインタ」が標準で搭載されていること。

縫い始めや糸切れ時の位置合わせに、
赤いレーザーポインタが使えるようになりました。
スナイパーが獲物に照準を合わせるように、
針落ちのポイントが、一目瞭然。

brother PR1000e のカメラ機能が便利なのはわかるけど、
仕事上、針落ち位置がわかりやすければいいんだよね。
そういう要望に応えた形です。

あと、
brother PR1000e で使えていた、
丸枠、キルト枠、ボーダー枠が使えるようになりました。
業務用としてはこれも大きな追加ポイント。

この点を考えると、
外観は6針1頭で brother PR650e とさほど変化はありませんが、
内部的には、
じつは brother PR1000e のほうに近いといえるかも。
内蔵フォントに関しても、
これまでの25種類から、
brother PR1000e とおなじ「28種類」になったというのが、
そのへん裏付けている気がします。

もっとも、
書体数はおなじでも、
ゴシック・明朝・丸文字のひらがな/カタカナ書体は、
brother PR1000e にはない brother PR655 のみの搭載。

ネーム刺しゅうに特化した「ネームPRO」との連携が、
brother PR650e から受け継がれていることも考えると、
業務用ネーム刺しゅう機として「ひとつ到達した」という印象。
パワフルでシンプル。
うまく熟成が進んだという感じではないでしょうか。
先日、新製品発表会でふれてきましたが、
質実剛健、いいミシンだなあ、と思いましたよ。

ちなみに、
希望小売価格(税込み)が、
787,500円から 861,000円になりました。
レーザーポインタが使えるようになり、
使える枠種が増えたことを考えれば、
「この値上がりぶんは順当かな」と思います。

逆にいうと、
「レーザーポインタはなくてもいい。
すこしでも安く刺しゅう専用ミシンがほしい!」
ということなら、
たぶん在庫限りの brother PR650e を、
いまのうち、なくなる前に手に入れておく。
そういう選択もできるのではないでしょうか。

brother PR655、当店にて取り扱っています。
ぜひぜひ、どうぞ。